自己破産後の人生
自己破産と免責の決定により、それまでの債務は帳消しになります。いままで背負っていた返済できない債務がゼロになるのは、その人の自己破産後の人生にとっては大きな変化といえるでしょう。
債務が帳消しになるという大きな変化があるのですから、自己破産前の人生と自己破産後の人生では、
大きな違いが発生します。
自己破産後の人生について身近なところでいくつか挙げてみますと、
・公務員などの職業に就けない
・弁護士をはじめとした資格が必要な職業に就けない
・銀行の行員や保険会社社員など他人のお金を扱う仕事に就けない
・会社の役員になることができない
・裁判所の許可を受けなければその居住地から離れることができない
・クレジットカードが使えない
・お金の借り入れができない
のような○○できないという制限が長期にわたり付されます。
普段の生活に直接影響があることはありませんが、職業を選ぶ際やお金が関わる場面では、想像以上の不便を強いられるでしょう。
特に自己破産後(免責後)10年の間に、多額の借金をしてしまい、返済ができなくなったために自己破産申請をしても免責が受けられません。
つまり、再び債務から逃れることはできませんので、よりいっそうの注意が必要ということができます。
とは言っても、自己破産後(免責後)に得た収入は自由に使うことができます。
資格が必要な職業に就けなかったり、会社の役員になれなかったりと制限こそありますが、自己破産手続をとったことを理由に会社を解雇することはありません(許されておりません)から、会社を退職する必要もありませんし、お金を稼ぐことだって可能です。
また自己破産手続をとった場合、戸籍や住民票にその事実が記載されることはありませんので、自分で口外しない限り、自己破産の事実が他人に知られることはありません。
※本籍地の破産者名簿に自己破産の事実が登載されますが、本人以外の申請では交付されない書類ですので、 自己破産の事実が他人に悪用される心配はありません。